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ベルリンフィル木管5重奏

 昨日のスターダストレビュ-に続いて、今日はクラシックの本物との出会いでした。幸運にも開演前に1時間ほどクリニックを開催して下さり、目の前で世界を代表する名手から手ほどきを受けるチャンスを頂きました。こんなありがたいことがありましょうか。。。写真やCDでしか聞いたことがないような人が、目の前でアドバイス、演奏してくれるのですから。

 いや~聴講していて、私自身が興奮してしまいました。やっぱりレッスンも素晴らしかった。時間の都合で10分だけでしたが、5人の先生を順番に見学させて頂きました。

 クラリネットのザイフェルトさん。
 いきなりクラリネット急所、ソの音を出して~と言われて固まる生徒達。でもとってもソフトでユーモアを交えてのレッスンで、あっと言う間に良い雰囲気が出来上がりました。

 その他バスーンは若くて、エネルギッシュな女性。音もはち切れそうな張りのある音で、みずみずしい音楽でした。受講生が6人しかいなかったのはかなりのラッキーでしたね。

 ホルンの先生が素晴らしかった。
 基本的なテクニックに加えて、モチベーションについてかなり時間をかけて説明して下さいました。ライオンの真似はとっても面白かった。パッと実感出来る素晴らしいレッスンでした。

 これを機にまたFWOのメンバーは飛躍的に成長してくれることでしょう。楽しみです!!

 さて。
 本番のコンサートは、前半がハイドン、モーツァルトといった古典。とてもシンプルに、美しく、切なく、それぞれの楽器が主張し合い、溶け合って見事なアンサンブルでした。さすがベテランといった感じで、徐々にエンジンがかかってくると、底なしといった風に音楽が広がっていきました。

 後半はイベール、ミヨーそしてヒンデミット。
 現代の作曲家達の作品。いずれにしても安定感というか、安心感というか、一定のカラーを持ったアンサンブルという事が一番印象に残りました。

 スターダストレビューでも圧倒的な個性を感じましたが、ベルリンフィルにも強い個性を感じました。素晴らしい音楽家が5人も集まると、何でも出来るんだな~と。ただただ感動。

 このような機会を頂き本当にありがとうございました。
 彩の国芸術劇場、音楽文化振興財団の皆様にも御礼申し上げます。ありがとうございました!!

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