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こうもり。

 今日は新入生を迎えてのポップスステージの公開リハーサル。本当に久しぶりでしたが、曲の練習を重ねていたので思った以上にスムーズに進行しました。よかったよかった。

 それにしても本来は卒業した3年生がはいっているはずのパートが抜けてしまい、スカスカの演奏になってしまいました。なんとしてもここに卒業生に戻ってきてもらい、さらに新入生も加えて4学年での定期演奏会にしたいものです。そして例年以上の盛り上がる定期演奏会にしましょう。

 さて定期演奏会で取り上げる「こうもり」序曲。これについてあらすじを印刷して配布したのですが、生徒よりなぜ「こうもり」?という質問が・・・。ちゃんと読んでよ~。ということでここでなで「こうもり」なのか、について簡単な説明を。

 「こうもり」の題名はこのオペレッタの核心です。主人公のアイゼンシュタインは友人のファルケ博士とかつて仮面舞踏会に行ったのですが、ファルケ博士が酔いつぶれてしまったので森に置いてきてしまいます。(なんとも酔っ払いって感じ)結局「こうもり」の仮装をしていたファルケ博士はその姿で帰宅すると、近所の子供から「こうもり博士」という情けないあだ名を頂戴してしまったのです。

 そこでその復讐(かなり手が込んでいて、いたずらの範疇を越えている気がします・・・。でも面白いからいいかな~。)ということで、アイゼンシュタインを舞踏会に誘って、奥さん、愛人、小間使い、刑務所長を巻き込んでのドタバタ劇となるわけです。

 ですから「こうもり」という題名なのですね。わかりましたか~?

 とにかく1年間お疲れ様!という気分で大晦日に上演される「こうもり」。どの部分をとっても魅力的なメロディで彩られ、演奏していて本当に楽しい気分になります。かつて空前の大帝国として繁栄したハプスブルク=オーストリア。とてもリッチな気分を味わうことのできる音楽です。ぜひぜひ会場にお越しいただいて、ウィーンの香りを味わっていただきたいです。

 
 まああらすじを読んでも登場人物が入り乱れて、しかも外国人の名前だからちょっと混乱するかな~。カタカナが苦手な女子高生の皆さんは・・・。これじゃ世界史も楽しくなりませんね。ヴィットーリオ=エマヌエーレ2世とか出てくると、怒りって感じになりますものね。

 ああ新学期。
 歴史の素晴らしさを伝える授業を心がけ、一層精進してまいります。

 明日は一日会議。部活はお休み。
 ちゃんと宿題やれよ~。

 

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