令和3年5月9日(日)
無事、「日輪の下に」が終了しました。
とはいっても、引率は応援部の先生にお任せして私は学校で練習でした。
戻ってきた生徒たちは晴れ晴れとして表情と、ぐったり疲れ切っていました。
充実した時間だった証だと思います。
また一つ、成長につながる貴重な経験を積むことができました。
このような機会、環境を認めてくださった6校の校長先生に心より感謝いたします。
練習最終日
定期演奏会が延期となり、火曜日からはテスト期間で部活は停止します。
本日が事実上の練習最終日となりました。
GWからずっと練習を積み重ねて、それぞれの作品はどんどん仕上がりました。
今日は「日輪」に出演しているメンバーが抜けてしまったこともあり、初めて「中国の不思議な役人」のセクション練習も行いました。
ステージドリル
流れももうしっかりと入りました。
決める場所の確認しましたが、やっぱりもう少し良くしようと思うと時間がかかります。
80点までにかかるコストと100点までにかかるコストは全く違うという法則。
これは実経験から、真実ではないかなと思っています。
80点・・・、70点は確実に取れていると思います。
後は実際にステージで調整です!
1年生 「エールマーチ」
例年以上に時間がかけられている事、生徒たちの意識が高くしっかり練習できている事から、どんどん合奏の要求が上がってきています。
ちょっと上げすぎたかな・・・?
でもしっかりとついてきてくれました。
結構細かく練習を詰め始めたので、つまらないな~と感じてしまう人も多かったかもしれません。
でも、最後に復習で練習した箇所を演奏したときの「変わった!」という感動は、やっぱりこういう練習も必要だと認識してくれたのではないでしょうか。
こういう「楽しみ方」も知って欲しいです。
これが、たくさん出た宿題を自分たちで乗り越えていく事で、さらに楽曲の演奏が仕上がる「喜び」を知る事が出来れば、どんどん演奏の質は上がっていきます。
「その団体のモラル」
という話をしました。
何を、どこまでやるのか。
そこが共有できれば、話は早いのです。
今日はそこに一歩踏み出しました。
ちなみに、ここから更に進んでいきますよ~。
とは言え、「おおらかに」を忘れないでください。
実力も、意識も、やる気もバラバラです。これが当然。(先輩も!)
それが、演奏会、コンクールと一つ一つの本番を通じて、徐々に足並みがそろっていくのです。
気持ちも実力も、マーチングの足並みほどはそろいません。
でも十分です。「ほどほど」で問題ありません。
その「余白」が無いと、自分から音楽しようという思いが削がれてしまいます。
また「楽しい」と感じる心の余裕も必要です。
そして、「本気」になった皆さんの可能性は、もはや測定不能です。
そこが本当に楽しい!ハラハラドキドキしながら、見守っています。
さて、60代の皆さんがどんな音楽をしていくのでしょうか。
まずは定期演奏会の演奏を期待しています!
2,3年生の合奏
「日輪の下に」を終えて、戻ったらすぐ合奏!
鬼のような日程ですね・・・。
さすがに疲れが出ていましたが、徐々にエンジンがかかってきました。
いつも言いますが、どれだけ「修羅場」を経験したかが重要。
今日もそれです。
「もう無理!」って状態からのあと一回の腕立て伏せです。その時に一番筋肉が付きます。
ちなみに、私は現在「内臓脂肪」との戦いを繰り広げています。
体脂肪率は18%~17%ですが、内臓脂肪が・・・。いつの間にやらついてしまったのです。
プロテイン、サプリメントを駆使して、食事は体が必要としているものに制限してみました。
まだ実験段階ですが、これがかなり調子が良いです。
空腹状態から、集中力が増して練習の最後まで気持ちが切れることなく頑張れます。
今後、継続的に自分の身体で試してみて、またご報告したいと思います。
「フェスティバル・ヴァリエーションズ」
さて、ヘトヘトの所で
「フェスティバル・ヴァリエーションズ」からっていうのも厳しいですよね。
この作品は新人戦で演奏する予定だった作品。
何と、ほぼインテンポで演奏できるようになりました。
すごいな~。
すんごいむかし、市民吹奏楽団でこの作品を取り上げてしまった時。
こんな曲出来ないよ~って思ったのが懐かしい・・・。あの時のDVDは封印です。
ということで、結局はこの作品に大きく成長させてもらう事が出来ました。
最初は「無理!」って思っていた壁も(今も思っているかも・・・)、格闘しているうちに何とかなってくるものです。
それは「成長」。
壁が高くても、諦めずに立ち向かうと結果はどうであれ「成長」はできます。
この作品のおかげで、金管群は着実にトップレベルに成長しました。
さらに、初心者率の高いクラリネット、フルート、ダブル・リード、木管低音が飛躍的に成長しています。サキソフォンは元々上手でした。
やっぱりこういう曲にチャレンジすると効果絶大!と実感しました。
「キューバ序曲」
これもテンポ上げちゃいました。
やっぱりインテンポ(指示通りのテンポ)だと、ノリが断然良くなりますね。
まだちょっと危ういけど、でもそれも良いです。
ソロクラも随分魅力的になりました。本番が楽しみです。
どのパートも楽しめる、素晴らしい作品です。
オーケストラ・アレンジ作品を取り上げる意義は、100年以上残っている名作に触れられることです。
その世界を見るだけでも意義深いです。
実は、この作品は生徒が推薦した作品なのですが、とってもナイスな選択だったと思います。
これまでのFWOには無いカラーが加わり、他の作品を表現する上でも良い影響を与えてくれると思います。
「中国の不思議な役人」
だんだんはまってきた生徒もいるようです。
逆に、根強い「苦手」派も存在します。
ちなみに私は相当はまってしまいました。
この作品はやっぱり男子校とか、大人のバンドだとはまるのではないでしょうか。
それでも、毎年のように全国大会で演奏されているんですよね・・・。
中学生も演奏したりしています。
この作品の精神性は「欲望」をありのままにとらえる、それを受け入れるというものです。
「ルネサンス」で学んだ「ヒューマニズム」にも通じる部分です。
なかなか、高校生がそれを音楽に乗せて表現するには重いなと・・・。
それでも作品の持つ完成度の高さから、天才バルトークの音楽に圧倒され続けています。
それだけでも取り上げた意味があるなと思います。
実際、アンケートにどんな風に書かれるのかちょっとドキドキ。
加須の地ではかなり斬新に映ることでしょう。
拍手が頂けるか・・・。ちょっと心配。
とにかく、グロテスクな「欲望」むき出しの演奏。
にチャレンジしています!結構雰囲気は出てきました。
フライングカープウィンドオーケストラ
夜はフライングカープウィンドオーケストラの練習。
外部への施設貸し出し禁止!という厳しい処置により加須市民プラザでの練習になっています。
駅から近いので、電車を利用しているメンバーには学校よりも助かるかもしれません。
ただ、打楽器の運搬が必要。
後は有料という点。
それから30分ごとに5分の換気。これって必要なのでしょうか・・・?
ホールの換気能力はどうなっているのか、逆に不安になってしまいます。
色々と制約のある中ですが、皆さんで楽しく練習が出来ました。
しかも今回はEuphの見学者が来てくれて、どうも入団してくれたようです!
これで助っ人と合わせて2名のEuph、さらに4名のHr。しかもTubaも参加してくれて、随分と充実してまいりました。隔世の感があります。
合奏は「センチュリア」(ルミナスとの合同・指揮黒川先生)、「風紋」(フライングカープウィンドオーケストラ単独・指揮黒川先生)と久しぶりの下ぶり。
とにかく音楽が分かっているメンバーなので、とにかく合奏の進みが早いです。
一回確認すれば、どんどん仕上がります。いや~素晴らしい。
上手なメンバーが多いと楽ちん。
指揮者は楽ですな。
時間があっという間に過ぎ去り、「祈りは時の流れに輝く」(フライングカープウィンドオーケストラ単独・これは私が指揮)、そして世界初演の「Phantom」の完成版?(合同・黒川先生)を下ぶり。
すぐに8時40分になって終了。
とっても楽しかったです。
毎週の練習が楽しみです。
ああ、早く学校に戻りたいです・・・。
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