令和5年2月17日(金)
苦節3年。
Covid-19の影響により、海外交流が途絶えてしまったこの期間を乗り越えて、とうとう海外演奏旅行を実現させることが出来ました。
今回はフライングカープウィンドオーケストラに加えて、黒川先生が率いるルミナス吹奏楽団、そして海外演奏旅行の経験豊富なおおみや市民吹奏楽団、さらに不動岡高校吹奏楽部OGやお友達も加えた混合チームでした。
それでもクラリネットが2名(黒川先生含む)だったり、テューバは不在(なので私が練習に参加・・・)など凸凹はありましたが・・・。
行くことに意義がある!
ということで、細かいことは気にせずとにかくシンガポールに行こう!と12月から一生懸命に練習してきました。
基本的にはフライングカープウィンドオーケストラの練習前だったり、合同練習だったり、東部支部吹奏楽団の直後だったり、サントリーホールからかけつけて練習だったり・・・。
結構バタバタでしたが、それも喜びに必要なスパイス。
そして、待ちに待った本番となりました。
2月17日
出発は16日の夜便でした。
テスト監督を終えて、色々と作業をして、忘れ物は無いか!と確認に確認を重ねて出発。
すると、スマホの充電コードを忘れたことに気が付いていったん帰宅。
結局色々と忘れ物はしました・・・。
今回の反省は、モバイルバッテリーが必要ではないか?ということです。
結局何人もの方からお借りする始末・・・。反省。
さて、今回は時間にも余裕を持って、お友達のMさんを乗せて一路羽田へ。
するとお決まりの、お話に夢中になって道を間違えるという・・・。
ちょっと遠回り。
さて、羽田は第2ターミナルだなと勝手に思っていたら、国際線が第2ターミナルからも飛んでいるのは成田空港でした・・・。
羽田はかつて「国際線ターミナル」と言っていたのが、オリンピックを機に「第3ターミナル」になったのでした・・・。
分かりにくいぞ!
さて、思い切りターミナルを間違えてしまいそうなところを、Mさんが「第3じゃない?」って教えてくれて九死に一生を得ました。
1人だったら第2ターミナルへ行って「おや?」となっていました。
無事出発
結局てんやわんやしながら、集合場所へ到着。
もう勝手知ったるシンガポール。
JTBの演奏旅行担当の小久保さんの添乗もありません。
とは言え、航空券の発券、出国入り口までお見送りをしていただき、あとは出発ロビーへ行くだけ。
現地では空港に日本語の通じるガイドさんが待っています。
ということで、添乗が無くても全く問題なし。
現地ではコンサートと自由行動しかありませんし。
また、カルネ申請も無し。
カルネとは貴重品の持ち込みは税関に申告すると、安全に出入国が出来ます。楽器はかなりの貴重品なのでそのように対応してきましたが、楽器も少ないしシンガポールは必要が無いという判断しました。
海外演奏旅行も行くだけではなく、運営する方にも慣れてきました。
今回は絶対に寝る!と決めて、機内食(日付の変わった12時過ぎ)も食べないで寝ました。
実はこれは初めて。
ぐっすり眠ってあっという間にシンガポールでした。
体中バキバキでしたが、睡眠により快調で目覚める事が出来ました。
午前中
どこに行く予定も立てていなかったので、まずはマーライオンパークへ行って写真撮影。(定番)
それから、ガーデンバイザベイへ行ってスカイウォーク。
一人だけネットで違うチケットを買ってしまい、中央にある高い木(の作り物)で寂しそうに手を振っていました。
大したことないな~と思っていたら、予想以上に怖くてびっくり。なんでかな?
なんか本当に落ちそうな気がしてきました。柵も低いし。
なんだかんだ言って楽しめました。
お昼
ホーカーセンターへ。
小さなお店が集まっている食堂のような場所です。
屋台村と言った方が適当かもしれません。
とにかく安くておいしい。
1人10ドル(1000円)も出せば、デザートまでついてお腹いっぱいになります。
数名でシェアするのが良いと思います。
もう食べ慣れましたが、中華風の東南アジア料理って感じです。香辛料が効いていて、香り、スパイシーな食べ物が多いです。
お腹いっぱい食べてしまいました・・・。
そしてデザートまで。
やっぱり旅行の食事はおいしいですね~。
Mus’Art のリハーサルへ
夕方から交流するMus’Artの皆さんがリハーサルをすると聞き、翌日も伺うジュロン・グリーン・センターへ行きました。
と言うのも、私とFWO卒業生でフライングカープウィンドオーケストラのスタッフKさんはホームステイを希望していました。
その受け入れが、Mus’Artの指揮者ウィルソン先生のお宅でした。
リハーサル会場からも近いのでご挨拶にと伺いました。
今回は車で送ってくれる人もいないので、基本的にMRT(地下鉄)とバスでの移動。
これが思っていた以上に便利。
路線バスなんていつ以来だろう!?ってくらいに久しぶりでしたが、とってものんびりで楽しかったです。まさに路線バスの旅。
1時間くらいバスに乗っていました。
ちなみにその前に国際電話で学校から連絡があり・・・。
まあそういうこともあります。詳しくは後程。
さて、ジュロン・グリーン・センターに到着すると、3年前に日本で受け入れたときにもお会いしたクラリネット奏者がいて再会できました。
すると日本語の上手な西洋系の方とお話しました。
とてもお上手なので経歴を聞くと、日本で8年ほどマーケティングのお仕事をして、現在はシンガポールの大学でマーケティングの教授をなさっているそうです。
とてもフレンドリーにお話をしてくださいました。
ちなみにドイツ人だそうです。
さて。
数年ぶりのマックでコーヒーを頂きながらお話をしていると、指揮者のウィルソン先生が登場。
マックを飲み込むように食べていました。
昼間に3校指導して、夜のリハーサルに駆け付けたとのこと。
いや~売れっ子です。
リハーサルは19:30~でしたが、10分ぐらい過ぎると
「明後日のチケットが売れてないから、今から友達に連絡して売ってください。10分待ちます。」
って。お~。練習・・・。よりもチケットですよね!
そして、自由なシンガポーリアンはスマホで連絡をとっていたのは半分もいません。
これもシンガポールでよくみられる光景かな・・・。
リハーサル
平日の夜に特別リハーサルをしたそうです。
その結果、練習参加率は低かったようです。
その中に日本からコントラバスでヨン・シュー・トー音楽院に留学している吉原さんがいらっしゃいました。
この方とは翌日お話をすることになります。
曲は結構難しい曲をやるんですよね。
2019年に交流したフィルハーモニック・ウィンズさんもそうでした。
あの吹奏楽団はかなりのハイレベルな団体でしたが・・・。
Mus’Artには個人的にはハイレベルな方もいます。
それでもちょっと苦労しするような難曲。
それでも合奏は基本的にはプロフェッショナルと同じで、指示がば~っと出て、どんどん次って感じで進みます。
人の合奏を見ていると、色々と勉強になります。
と思っていたら、自分の番になりました。
「瞳を閉じて」
これが結構凝ったアレンジで難しい!
とは言え、指揮者は棒で語る!(英語が出てこない・・・。)ということで、色々とアプローチするとすぐに反応してくれました。
さすが大人。
音楽的なやり取りが出来て、楽しい時間になりました。
クラリネットがとても上手で、指揮を察知してさっと音楽が変化するアンテナの高さに感動しました。
良いですね~。
ということで、一回通して終了。
人も足りないし、合同バンドの曲だし。
でも十分雰囲気は出せていました。
全力!
練習が終わると、朝6時半に到着してからずっと活動していた身体は限界へ。
もう帰って寝られる!と思ったら、居酒屋へ行きましょう!となりました。
これがウィルソン先生が経営しているお店とのこと。
いや~何でもやりますね。
シンガポーリアンは誰でも当たり前にビジネスを持っています。
いわゆる会社員一本足打法は少数派。
スモールビジネスをいくつも走らせたり、株式では無くて事業に投資したり。
すごいな~。
でも大変。その分儲かる。
たくさん儲けて、たくさん使う国です。
ということで、この和食居酒屋。焼き鳥がバンバン出てきました。
すでにお腹いっぱいだったのですが、何とか完食。
一緒に行ったKさんはギブアップ。
基本的に味がついていて、そこに塩がふられた濃い味付け。シンガポーリアン好み。
皮の焼き鳥が、カリッカリというか、ガリッガリってくらいクリスピーでびっくり。
日本人の好みでは無いと思われます。
ぜひ、ビシャン(地名)にある「全力」居酒屋へおこしやす。
コメント