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充実の日曜日

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令和7年3月2日(日)

今日は午前中は少しゆっくり。

スコアを読んで、本も読んで、色々と頭を使って過ごしました。

おおみや市民吹奏楽団 ソロとアンサンブル発表会

実は、毎年開催されているこの会に伺ったのはいつ以来でしょうか・・・。
創立当初から実施してきたソロとアンサンブル発表会ですが、実は私は毎年欠かさず出演していました。

第1回は桜木小学校のスクール・プラザ(音楽室)でした。
本当に懐かしい。

それが部活が忙しくなり、団員指揮で楽器を吹かなくなり、そして吹けなくなり・・・。
そんな歴史のある発表会。

昨日、秋山先生が「アンサンブル発表会?行けるな~」というお言葉がありまして、お迎えにあがることになりました。

思ったよりも渋滞していて、到着が5分前だったのですが、すでに秋山先生は門の外に出ていらっしゃいました。

先生はとてつもなくせっかちです。(歩くのがとても速い!)

さて、移動の時間が本当に楽しい歴史のお話でした。

秋山先生の歴史

先生が大宮工業高校に繰り上げ合格だったことは知っていましたが、浦和の高砂にお住まいで浦和中学校(現浦和高校)に進学するはずだったとは知りませんでした。

当時の旧制中学校は市立で、浦和市在住の秋山先生は担任から「大宮市立の大宮工業を受けても落ちるぞ!」とアドバイスされたそうです。

当時は大宮工業の方がレベルが高く、学年50人(5学年)250人のエリート校だったそうです。
そこで、秋山先生は担任のアドバイスを無視してトップ校にチャレンジ。

見事に不合格。

しかし、戦争の影が色濃くなってきた時代で大宮工業の定員が増やされて追加合格になったのでした。

これが1941年(昭和16年)4月の事。
まさに、この12月8日に真珠湾攻撃となり、太平洋戦争の幕が開けてしまうのです。

さて、進学を果たすも段々世の中は戦争一色となり、授業が減り(学徒出陣の影響など)近隣の農家をお手伝いすることも多くなったそうです。

結局、4年間の中学生活だったそうです。
そして、4年生は軍の工場で勤労の日々だったそうです。

ちなみに、秋山先生は名簿で1番(名前の順)だったそうで、そのおかげで割り振られた仕事が製図室で楽だったとのこと。友人は徹夜で作業をすることもあるなか、非常にホワイトな職場をお手伝いしていたそうです。

以前に見させていただいた卒業アルバム(といっても写真を配られただけで、アルバム自体は自分で用意したそうです)にも、そんな様子が見うけられました。

さて、終戦までの1年間はどうしていたのかというと、陸軍で「爆弾」を研究していたそうです。
東京まで通って、米軍が落とした爆弾を回収して分解、研究というお仕事でした。

これも名簿順のお陰。
そもそも、担任のアドバイス通りに浦和中に通っていたら、どんな仕事に回っていたのか分かりません。志願兵としても前線に行かないまでも、かなり厳しい状況になっていたかもしれません。

1945年(昭和20年)8月15日 終戦

1500円の退職金を渡されて無職になったそうです。
単純に比較できませんが、物価指数から数万~数十万の退職金をもらえたようです。
とはいえ、お金があっても使えない時代だったでしょうが・・・。

その後、ご本人曰く、ぼ~っとやる事が無かったのですが、少しして国鉄から声がかかったそうです。これは、陸軍の名簿が出回って「技術職」を採用したかった国鉄の目に留まったとのことです。

もしかしてこれも名簿順!?でしょうか。

とにかく数奇な運命を経て、国鉄に就職したのです。
終戦の年が本来ならば旧制中学校5年生(現在の高校2年生)16歳。

その翌年(17歳)で戦後の混乱期に社会人として独り立ちしたわけです。

その後、2年ほど国鉄(浜松町にあった「鉄道技術研究所」)で「ロングレール」の研究をしたそうです。
レールの強度を計測する研究で、レールを機械に入れて折れる(かなりの勢いで爆ぜる)まで曲げるのがとても怖かったとおっしゃっていました。

ここでも数奇な運命で音楽教師となるわけですが、それはまた別の機会に。

日本の吹奏楽草創期の偉人、そして世界に日本の吹奏楽を広めた「秋山紀夫」先生の出来るだけ詳細な記録を残しておきたいと思っています。

ソロとアンサンブル発表会

会場でも盛り上がって、先生の中に残る「歴史」を伺いつつソロとアンサンブル発表会を鑑賞させていただきました。

ちょっと盛り上がりすぎて、団体間のちょっとした時間にもお話が続いてしまいました・・・。
すみません。

さて、発表団体は11団体を数えとても盛り上がっていました。

おおみや市民吹奏楽団、和、HIBIKIと3団体の皆さんが、それぞれに音楽を楽しんでいました。

印象に残ったのは、中低音のアンサンブルが演奏した「ディスコ・キッド」

皆さん本当に上手で見事な演奏でした。

また、20名近くのダブルリードによる演奏。

これも圧巻でした。
こんなにダブルリードが集まって演奏するのを聴くのは、音大の専攻生が開くコンサートを聴く以外は難しいでしょう。

素晴らしいですね。

次回は私も・・・。
と密かに思ったりしています。

加須市フライングカープウィンドオーケストラ

本日はトラック運転手の日。
我が家の近くに住む団員が誕生してからは、楽器の積み込み、降ろし要員として本当に助かっています。

また、加須までの長い道のりも話し相手がいて退屈しません。
おじさんの話に付き合わされている若者も大変かもしれませんが・・・。

今日は何と待望のトランペットとクラリネットに見学者が来てくれました。

不動岡高校の3年生ですが、姉妹かな?と思っていたら親子でした。
お母さんが若い!

とにかく、一緒に音楽を楽しみましょう~。

基礎合奏

そして、今日から基礎合奏に『10分間ウォームアップ』と『3D』を導入しました。
30分しかないので、いろいろ工夫していきます。
それでも効果を最大限に発揮できるよう頑張ります。

『3D』はコツコツ買って増やしていきます~。

打楽器も増やしていきます・・・。

あ、そういえばKFWOのHPがリニューアル。

加須市 Flyingcarp Wind Orchestra
加須市 Flyingcarp Wind Orchestra(KFWO)は、加須市を拠点に活動する吹奏楽団です!!定期演奏会や、国際交流などイベントはもちろん、日々の練習から楽しむことを大事にしています。落ち着いた雰囲気で吹奏楽を楽しみたい方

とっても見やすくていいですね!

ちなみにそのHPを見ていると何と!私は「常任指揮者」に!
そうでしたか・・・。
「主席トラック運転手」だと思っていたのですが、ありがとうございます。

あと、「当団所有の打楽器が多数」・・・。
えっと、それは私の・・・。

ま、皆さんに使っていただければ打楽器達も喜んでいるはずです。

どうぞ、これからもよろしくお願いします。

トランペット、クラリネット大募集!

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