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国際平和を考える

吹奏楽
市民の被害が拡大し続けています。

令和4年3月9日

午前中は銀行で修行。どっと疲れました。

午後は、三年生を送る会に向けた録画撮影。

三年生を送る会

今年は昨年よりも前進して、各部活、有志の発表が出来ることになりました。

しかしながら、マンボウ延長のため楽器、歌はリアルはNG。
惜しいな・・・。あと少しだったのに!!

全く納得はいきませんが、交渉してもどーにもならんのです・・・。

ということで、次の手は録画して放映というコロナの偉大なる産物「リモート」です。

そもそも、在校生は体育館には入れず教室で配信を見ていますから変わらないかな。

さて、吹奏楽部は本当に練習時間が無く、まともに合奏で仕上げる事が出来なかった5曲を録画しました。

「三原色」、「ディープパープル・メドレー」、入場の「飛翔」、退場の「3月9日」。

入退場は卒業式のために練習していた作品です。

そして、目玉はダンス同好会とのコラボレーション

「群青」

いや~ダンス同好会のダンスはキッレキレでカッコよかったです。
ぜひご注目ください。

特にセンターの会長?かな~。目立ってました。ほかの皆さんもそろって、キレよくカッコよかった!

さて、我が吹奏楽部の演奏は驚くほど仕上がっていました。(私の知らないところで)

このマンボウ延長もあり、練習にもなかなか顔を出せなくて申し訳なかったのですが、自分たちでここまで仕上げてきたのは素晴らしいともいました。

この困難な時期でも、着実に成長しているのだなと思いました。

また、お休みの影響もそこまでひどくなく、これで月末の国際音楽祭に向けてスパートをかけられれば、4月の新入生勧誘も盛り上がるのではないか!と期待しています。

明日はリアルでは演奏できませんが、録画を楽しんで頂けることを願います。

ウクライナ国歌

早朝にシンガポールのレスターさんからメッセージ。

添付されたURLを開くと、ウクライナ国歌の楽譜。(フリーでダウウンロードできます)

「不動岡は演奏できるだろうから、彼らを良く知るためにもやってみたら?」とのコメント。

How to Talk and Teach About Ukraine
With the recent events taking place in Ukraine, learn some facts and tips about talking to your students about the situa...

以前よりブログにも書き続けていて、これは音楽で平和を訴えるのは素晴らしい!と早速朝から楽譜を印刷。

開いてみたら・・・・。楽譜がフレキシブル!だったので逆にパート割が面倒でした。

とにかく準備が済んで、ぜひ明日の三年生を送る会で演奏(映像)を!と生徒会に打診。

部員には楽譜を配布。

しかし・・・。

NG

政治的色が強いとのこと。
まあ、そういう意見も出るとは思っておりました。

さて、私は以下の理由からまだ演奏できないと合理的に判断しました。

1 教員の私が生徒たちへ無理強いしてはいけない。

教員が権力によって、生徒たちに自分の考えを押し付けるのは間違えです。

まだ、議論をする時間も無かったなと反省。

2 生徒たちのウクライナ問題への理解が無いままに演奏しても意味がない。

ただ言われるがまま、その意味も理解せずに演奏することに何の意味も意義もありません。

演奏者である、参加者である生徒たちが主体的に、意思を持って行動していなければやる意味はありません。

となれば、まだ時期尚早かなと。

私の役目は、生徒たちにウクライナ問題について理解してもらう手助けをする。

情報提供をする。

そのうえで、何ができるのかを考える。

出来れば、3月31日の国際音楽祭で演奏したいと思っています。
そこまでウクライナが生き残っていればの話ですが・・・。

何より、この演奏会の広義の意義は「国際平和を願う祭典」です。

国際交流 = 国際平和

これまで何度も国際交流を行ってきましたが、リアルな友人を国外に持つことの意義は大きい。

それは、国際平和につながるという事を強く感じています。

例えば、マレーシア、シンガポール、台湾など、実際に交流を持った友人たちがいれば、その国と戦争しようという思いは少なくなるのではないでしょうか。

世界中とリアルに繋がれば、一歩ずつ国際平和が広がっていくと確信しています。

『サピエンス全史』 ユヴァル・ハラリ著

大ベストセラーのこの作品。
非常に興味深い視点を私たちに与えてくれる作品です。

この本の中で、人類の劇的な進化は「共通のイメージを持てるようになった」と述べられています。

例えば宗教。

神という概念を共有できること、同じストーリーを共有できること、これが人類を大きく進化させたというのです。

他の生物とは異なるレベルで、個々が連携し、社会を構成することができるようになる能力だそうです。

なかなか興味深い視点です。

そして、現代の私たちには「ウクライナ」という遠く離れた国で起きている出来事を、想像する力があります。

何より、スマホの力によりリアルな映像を目にしています。
ここまでリアルに戦場が世界に伝わった例はありません。

我々は、人類史上最も身近に戦争を感じられている時を過ごしているのです。

そんな日本。

そして、「品格あるリーダー」、「グローバル・リーダーの育成」を掲げる不動岡高校。

生徒たちの中から、ウクライナ問題を何とかできないのか!という動きは見えません。(とりあえず私には・・・)

ロシアでは、デモに参加すると最大15年の懲役とか、最前線に送り込む法案が提出された、とか報道されています。フェイクかどうかは不明ですが、映像で検挙されているロシア人を見るとそれなりに信憑性を感じます。

自分の命をかけてデモに参加しているロシア人の皆さん。

ロシア64都市で反戦デモ 4900人超拘束 プーチン大統領は取り締まり強化の方針
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対し、ロシア国内でも抗議の声が広がっています。  警察官に取り囲まれ、暴行を受ける男性。ロシア中部のエカテリンブルクでデモの参加者を拘束しようとする様子を捉えた映像です。  ロシアの人権団体によりますと、...

こんなに平和で、誰もウクライナを応援しても非難はないであろう日本。

今、ここで行動が出来なければ、将来日本がロシアのよう状態になれば同様に戦争を止めることはできないでしょう。

かつて第2次世界大戦前の日本は、現在のロシアと同様に基本的人権が制限され、情報統制を受け、思想信条の自由を認められない時代がありました。

大日本帝国の過ちと、プーチン・ロシアの過ちは大差無いように思えます。

私たち一般人に何ができるのかは分かりません。

でも、役に立つ、立たないを考えて何もしなければ考えていないのと同じ。
まずは、この戦争に興味関心を持ち、自分なりの意見を持つことがまずスタートではないでしょうか。

思考停止だけはいけません。

ということで、社会科、世界史を教える立場として、多くを考えさせられました。

今まさに、民主国家が大国の暴力的侵略を受け、無抵抗の一般市民を巻き添えに国土が蹂躙されています。

先ほど、政治的中立という意見は分かります。

しかし、これだけ明確にロシアの暴力が明確な中、またウクライナ国民が被害を受けている中、ウクライナ支持は偏った思想教育でしょうか?

もちろん、生徒一人一人が自分の意思で判断することを尊重します。

その上での行動は心から応援したいと思います。

世界に再び平和が訪れますように。

この戦争の対応によって、ここから長く続く戦争の世紀が幕開けてしまうかもしれません。

かつて、1853年 クリミア戦争を幕開けに、1945年 第2次世界大戦終結まで戦争に明け暮れた100年ように・・・。

まずは、皆さんで考えて欲しいです。そのための情報を探しに行きましょう!

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