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135回生卒業式

吹奏楽

令和5年3月14日(火)

第135回生の卒業式が挙行されました。

大変残念ながら、在校生は参加することが出来ず登校禁止という方針だったので、部活はOFFとしました。

本当は3年生最後の日を一緒に共有することで、残りの高校生活について考える貴重な機会なのです。

先輩達の姿を見て、後輩たちは思うところがたくさんあるはずです。

この機会を奪う大人に、これは非常に大きな損失である、という感覚は無いんです。

私たち大人は、もっともらしい大義名分を言いいます。
しかし、「誰のための大義名分か?」を認識していないで言う大人が多いです。

卒業式の合間に、「マスクしろと言われればして、外せと言われれば外す。これって戦時中と変わらないな~。」と言っている教員がいました。

私はこの3年間ずっとそう言ってきました。
ルールを作る側の人間の考えを知ろうとする。メディアは全くもって頼りにならないので、自分で情報を収集する習慣を身に付ける。出来るだけ両面からの意見を知り、その上で自分で思考して判断する。

「最後は自己責任で判断」

これが大切なのです。

ぜひ、生徒の皆さんは「このルールは誰のため?」という、批判的なまなざしで見るようにしてください。(クリティカル・シンキング)

ちなみに、全県で通常通り全学年で卒業式を実施た学校も存在しています。

「可能性」があるならば、出来る限り生徒のために、という決断をすべきです。

このような形になり生徒の皆さん、保護者の皆様に申し訳なく思っております。

卒業式

前日の「マスクは原則外す」という指示によって、一体どうなるのか?と思っていたら・・・。

結局、付けたり、外したりとまちまちな感じでした。

それこそ、コロナを象徴する現象だな~と思って見ていました。

とは言え、生徒たちは例年以上に整然と、礼法もしっかりとできていました。さすが不動岡生です。

呼名は伴奏がピアノでした。
音楽科のA先生が、全クラスの呼名中一人で演奏していました。

本当に大変だったと思います。
そして、この呼名伴奏は吹奏楽部だったのが遠い過去の思い出です。

コロナでピアノ伴奏になったのですが、もうあの過去を思い出す人もいないでしょう。

打楽器パートがちゃんと演奏できる頼りになるメンバーの時もあれば、ハラハラ、ドキドキしながら見守ったときもありました。

今年はもし演奏していたらどうなっていたかな?
多分、2年生女子たちがワーワー言いながら、全員を面倒見てしっかり演奏してくれたでしょうね。

聴きたかったな。

この鍵盤楽器による伴奏は、北川辺高校(現・開智未来高校)で小泉先生(現・さいたま市立浦和高校)が卒業式でハープと鍵盤楽器の演奏で伴奏をしていたという実践を真似させてもらいました。

初任の庄和高校でも評判で、次の久喜高校でも演奏させてもらいました。

不動岡ではCD伴奏が絶対という謎のこだわり先生がいて、導入まで数年かかりました・・・。

何とか導入できましたが、このコロナです。

まあ色々言う教員もいたので、今年の復活は厳しいかなとは思っていました。

来年度こそ打楽器パートが演奏する、後輩から先輩への思いがこもった呼名伴奏をしてください。

恒例の校歌斉唱。良かったね~。

第59代 吹奏楽部員たち

式が終わると、第59代の皆さんと再会。

一緒に写真を撮って、何と記念品までくれました。

先日、1,2年生がくれた電気式マッサージ枕に引き続き、低反発枕。
枕いっぱいです。

ありがとうございました。

この代も最後の最後までドラマを巻き起こしてくれましたが、最後は笑顔で卒業することが出来ました。

やっぱり、一緒に苦難を乗り越えた仲間との関係は、非常に深いものだと思います。

時間と経験の共有。

これが合わさった人間関係は、非常に強いつながりを持つようになります。

しかも、同年代の15歳から18歳という多感な時期に刺激し合った仲間は、文字通り「一生の宝」です。

私自身、高校時代の同級生は12人しかいませんでした。

その中で男子4人はとても印象に残っています。

先輩、後輩との関係も同じくらい強烈な印象を残しました。

もし、あの経験、時間、仲間がいなかったら?
私の人生は全く違うものになっていたことでしょう。

不動岡高校吹奏楽部のメンバーも大切な仲間でしょう。

あどけない、不安定だった生徒が、ぱっと見ても分かるくらいにしっかりした人間に成長していました。

それほどまでにエネルギーをかけて、そして飛躍的に成長したのです。

本当に素晴らしい高校生活でした。

そして、これからは卒業生、OBOGとして現役生を応援してください。

あとフライングカープウィンドオーケストラに入ってください~!

また一緒に音楽しましょう!

千客万来

とにかく卒業生が次々と顔を出してくれます。

本当にうれしいです。

結局、教員の仕事は何だったのか?と少し思ったりもします。
基本、過去は振り返らないのですが・・・。

出来るだけ生徒の成長に貢献できるように、とただただひたすらに行動し続けてきました。

結局、授業も大好きな世界史。
部活は自分の人生をかけて取り組む吹奏楽。

好き勝手にやってきただけなんです。

「なんでそんなに一生懸命なのですか?」

という、保護者の方との飲み会で「質問タイム」にもあった質問。

その答えは明確です。

「好きだから」

この一言に尽きます。

歴史も、音楽もそして生徒の皆さんも大好きなので、一生懸命にやる以外に選択肢は無いのです。

ですから、学校での日々は本当に素晴らしいものです。

それを痛感したのは休校期間。

生徒のいない学校に、建物に何の意味もありません。

本当にむなしい時間でした。

いつ、またこの幸せな時間を奪われるか分かりません。

今を大切に。
この思いが、より「一生懸命」にさせているのでしょう。

そして、その時間の積み重ねが「信頼関係」を作り上げたのだと思います。

「信頼関係」こそ、教員の財産ではないでしょうか。

何だかそんな気分になりました。
少なくとも、ここの所わざわざ時間を作って学校に来てくれる皆さんからは、プラスの感情を共有することができて幸せでした。

色々あったけど、良い時間を共に過ごしたんだな~と思ったりしています。

今年度もあと少し。

課業日はあと数日です。
現役生は来月には3年生、2年生へと進級です。

ここから素晴らしい経験を積んで、大きく成長してくれることでしょう。
皆さんを信じています。そしてずっと応援しています。

今から楽しみです!

お互いに「今」を大切にしていきましょう。

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