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ラッフルズ女子中学校とアンダーソン中学校

吹奏楽

令和5年2月20日(月)

フライングカープウィンドオーケストラ、ルミナス吹奏楽団、おおみや市民吹奏楽団、その他融資の皆様によるシンガポール演奏旅行でしたが、私個人としてはコロナ前にお世話になっていた2つの学校にご挨拶に行くことが重要なもう一つの目的でした。

Raffls Girls School (ラッフルズ女子中学校)

午前中はラッフルズ女子中学校の指揮者のイービン先生とシンガポール吹奏楽の深い、熱いお話で盛り上がりました。

美味しいアヒルを頂きながら、あっという間の2時間でした。

さて、その後学校へ移動。

サー・トーマス・ラッフルズはイギリス東インド会社の一員として、シンガポールの地理的条件に大きな可能性を見出して港を開発した人物です。

マリーナベイ地区のそばにある英国女王(ヴィクトリア女王 生没1819~1901)の名を冠するヴィクトリア・ホール前に銅像が立っています。

このラッフルズの名を持つ学校は、シンガポールを代表するトップ校です。

そのラッフルズ女子中学校。

中学校と言っても、セカンダリースクール(英国式)は4学年制。セック1(1学年)=中学校1年生、セック4(4年生)=高校1年生です。

部活動は1年生は入部が年度後半なので、ユースバンドとして別活動となります。

メインバンドは2年生~4年生で活動しています。

実は2017年に交流をさせて頂いた時から校舎が移転して、とてつもく広大な敷地になっていました。

実は、12月のシンガポール旅行では校舎周辺を見回るだけでした。
今回初めて中に入ると、それはそれはとてつもない広さ、そして最新の設備でした。

不動岡高校の校舎も素晴らしいですが・・・。

もはや、国公立はもとより私立大学よりもすごい設備です。

その後、学校に移動して顧問のMrsウィリアムス先生と打ち合わせ。

ここに黒川圭一先生も合流して、4人で校舎の見学。

まずは演奏会場となる校内にあるホールへ。

なんと座席は900席!!

ここで演奏が出来るそうです。

いや~すべてのスケールが大きくて驚くばかりです。

図書館も素晴らしくて、まさに大学図書館の雰囲気です。
スタイリッシュです。

途中にあるスペースにはホワイトボードがあって、そこでは生徒たちがグループ研究をしていました。

Too busy…

イービン先生が漏らしていましたが、生徒はクラブ活動以外に5つ以上はプロジェクトに参加しているとのことでした。

確かに、身体がいくつあっても足りませんね。

面談用の個室や、ミーティング用の部屋。

しかもそれらはネットで生徒が予約して、個人の勉強、CCA(クラブ活動)のミーティング、グループワークなどに自由に使用できるそうです。

オープンスペースでは多くの生徒が勉強していました。

合奏場所が狭いのですが、広い空間を借りる事も出来るそうです。

そこいら辺は不動岡と同じ感じでした。

とにかく、会う生徒皆さん「利発」さがあふれ出ています。

ぜひ彼らと交流を持って、刺激を受けてもらいたいです。

施設見学をたっぷりした後に、今後についてウィリアムス先生とミーティングしました。

とても積極的な先生で、ご自身は全く音楽経験が無いそうなのですが音楽を通じた国際交流に大変理解をお持ちの先生でした。

情熱が視線からあふれ出ていました。

あのエネルギーは、間違いなく魅力的な授業をする先生だと思います。

シンガポールは先生が優秀、人柄も抜群。
たまたま私が会う先生がそうなのでしょうか?それにしては確立が異常に高いです。

ということで、学校にも生徒にも、そして先生にも圧倒された2時間でした。

最後にまたまた驚きは、駅までの帰り道。

私がちょっと不安そうにしていたら、下校途中の生徒を捕まえて

「この先生は日本から来たゲストだから、MRT(地下鉄)の駅まで送って。」

と無茶振り。

これを笑顔で「いいですよ!」と言って

そのあと、15分ほど歩く間に私が色々と話かけると嫌な顔せずそつなく会話をして付き合ってくれました。

聞けばセック4(4年生)。つまり高校1年生・・・。恐るべし。

不動岡の高校1年生。いきなり外国から来たおじさんを学校から加須駅まで1対1で、しっかりと会話をして乗り切れるでしょうか。うーん。なかなかハードルは高い。

ちなみに、テストの話題になってまたびっくり。

1教科2時間の科目があるそうです。数学とか。

高校1年生。

恐るべしシンガポール。

しかも彼女は1時間半かけて通っているそうです。

施設もすごいけと、それを活用する人間がもっとすごい。
もはや、私なんか足元にも及ばないレベルのタレントがそこかしこにいる世界でした。

いや~楽しかった!!

Anderson Secondary School(アンダーソン中学校)

こちらは一般公立の中学校。

上位の子はシンガポール大学に進学する秀才もいますが、様々な進路を選択する生徒が在校する一般的な中学校です。

12月はスクールホリデーで生徒の皆さんには会う事が出来ませんでした。
今回久しぶりにお邪魔して、挨拶することが出来て良かったです。

少しだけ合奏を見学させてもらいました。

よく見ると・・・・。
今回演奏旅行に参加したメンバーが合奏に参加していました。

アンダーソン中学校の皆さんにとってはとても良い刺激なったのではないでしょうか。

指揮者のレスター先生もコロナでダメージを受けていたのですが、随分と元気になられた様子で安心しました。

半年ほど前は精神的に参っていて、オンラインで1時間ほど愚痴を聞きました・・・。

この学校とは2017年、2019年と交流を重ねてきました。

2019年は相互に行き来して交流を持ったので、非常に深い関係が作れました。

コロナさえなければ、その積み重ねはさらに大きなものになっていたことでしょう。

生徒の交流はいったん切れてしまいましたが、顧問同士はしっかりと交流を持ち続けています。

また、ここから一歩ずつ積み重ねて参ります。

ラッフルズと比べてというわけでもなく、以前のアンダーソン中学校に比べると少し幼い感じの生徒が増えていた気がしました。

やっぱりコロナの影響かもしれません。

でも、帰りのミーティングを仕切っていたバンドリーダーは、ラッフルズで見た生徒とそん色のない凛々しい雰囲気を醸し出していました。

全くカラーの違う2校。

これからも交流を持ち続けていければ、本当に素晴らしい関係を作り上げられると思います。

実際、2019年に交流した不動岡生が未だにアンダーソン中学校の生徒とSNSで交流を持ち、今回の演奏会にも来てくれて、最終日は一緒に遊んだそうです。

海外に友人を持つすばらしさ。

それも音楽を通じた交流ならばなおさらです。

大人の皆さんが大きな刺激を受けるのですから、高校生の柔軟で素直な年代ならばなおのこと。

ぜひ、若いうちに国境を越えましょう。

出来れば日本にリスペクトのある東南アジアがお勧めです。

さ~シンガポール。

これからどんどん行きますよ~!!

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