現在最も熱中しているのは英語の習得、そして先日の中国旅行後から始まった中国語の習得。数年後には日常会話が出来るように頑張ります!
そして、他にも学んだのは「HSC」(Highly Sensitive Child)という概念。「人いちばい敏感な子供」と訳すそうですが、元々は「HSP」つまり「人一倍敏感な人(大人)」の研究から始まったそうです。5人に1人の割合でいるそうで、簡単な診断テストを読むと自分にも当てはまる部分が多々あってびっくり。そして現在学校に行けていない長男、次男の様子と本に出てくる状況はかなり重なることを実感しました。
なかなか学校では対応も難しいでしょうが、このような子供、生徒がいるということは、知ってみると心当たる部分が多々ありました。大きな声でしかられると極度に落ち込む、これは他人が怒られているのを見ても傷ついてしまうそうです。実際に次男は自分も含めて、毎日厳しく怒られるのが見ていてつらいから学校には行きたくないとなってしまいました。
自分自身が教員という立場で、学校側の人間なのですが、その限界についてもっと新しい情報を仕入れる努力が必要なのでは無いかと感じました。実は今から10年以上前、前任校の職員会議で「ADHD」、「高機能障害(と当時は呼ばれていました)」などの用語が出てきたときに、ほとんどの先生が認識していなかったという経験がありました。限界はあるでしょうが、現場で生徒、児童と向き合う教員は知識をアップデートしていくのは仕事上の義務ではないかと思います。
ということで、私は子供から教えられました。
いや~結構心配ですが、それでもなんとかなると信じて応援するしかありません。数冊本を読んだだけですが、学校へ行けるというのは自立した状態に進めているということ。それが出来ないのには原因があり、無理矢理学校へ行かせる事では根本的な解決にならないと私は納得しました。そして、子供の「自信」を育てることが重要で、彼らをまず応援し続ける事を意識的に行わないといけないと思っています。また、苦手な部分をしっかりと把握して、例えば焦らせない、複数のことを同時に言わない、ネガティブな言葉を避ける(必要以上に落ち込むので)など気をつけます。「HSC」の子供は「怒る必要は無く、話せば分かる」という事がすっと腑に落ちました。実際に彼らはとても理解力が高く、話せば分かるのです。それが頭ごなしに、怒られると強い反発、そして落ち込みを見せます。
もちろん、規則正しい生活、ルールの遵守などでは指導は必要ですが、それも必要な分だけ行えば良いと思います。まさに、不動岡で生徒に接するときの感覚です。不動岡生は基本ちゃんと出来るし、話せば分かりますからね。時折分かってくれないので、ちょっと指導が必要な時がありますが、それも人間ですから自然な事です。
担任の先生と相性が悪い次男は泣きながら「〇〇ちゃんが怒られていてかわいそう」と訴えます。自分ではないのにそこまで?と思っていましたが、私が感じる「かわいそう」と彼の感じる「かわいそう」は全く違うのでしょうね。今後は子供中心に打つべき手を打ち、家の中、自分自身を良い方向に変えて行ければと思っています。そしてもっと勉強して、このような子供たちにどのようにして接すれば良いのか、深く学んでいきたいと思います。
みんなが「自分らしく」、「自然体」で生活できる世の中にしていきたいです。
FWOで私がテーマとして掲げる「個性爆発」はまさに、そのことなのです。おとなしい人も、元気な人も、人が大好きな人も、一人が好きな人も、何でもOKなのです。だから元気よく「はい!」と返事してくれた方がこちらの気分も良いですが、全員が一斉に大きな声で「はい!」ということには違和感、というか疑問があります。それって自分らしい?と。その人なりの「ベスト」であれば、それはそれでOKです。「やる気」もあるときがあれば、無いときもあります。それが人間。それを上手く乗り越えていく事に大きな意味があるのであって、常に「やる気」を出せるようにするのではありません。それは人間的では無いのです。周りから見れば「いつも元気!」という人も、実は自分の中で波があるものです。あんまり波が大きいと疲れますが、それも成長して少しずつ変わっていくものです。
自分自身の個性にOKを出し、周りの強烈な個性にもOKを出す関係。もちろんはみ出すことはありますが、最終的には自分はこれで良いのだろうな~。(ぐらいで。確信とまではいかなくて当然。大人になっても悩んでるのですから。やはり孔子の「不惑」とはまさにその通りです。40歳過ぎる頃に見えてくるみたいです。どうやら)と次へステップを踏む手がかり、足がかりを得てほしいのです。
さて、学校の「発達心理学」のお話はここまで。
今日は7時間授業だったので、放課後に週末JBAのアンサンブルコンテストに出場するユーフォ・テューバ3重奏を見ました。いや~1年生チームなのにとても上手。びっくり。ぜひ本番も緊張しないで、気持ちよく演奏してほしいです。今日は「音楽の構造」についてアドバイスをしました。優秀な3人ならば、後は自分たちで考えて素晴らしい演奏を作り上げることでしょう。期待しています!他の3つのアンサンブルも楽しみです!!
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