「先輩の生き方講演会」と呼ばれる企画が毎年開催されます。創立91年の伝統を誇る久喜高校らしく、毎年社会的に成功なさっている偉大な先輩をお招きしています。
しかし今年は私が見ている5年間の中でも異色の、若くてエネルギッシュでしかもアメリカ、ニューヨークで活躍中のグラフィック・アーティスト。日本風にはマンガ家。ペンネームはミサコ・ロックスさん。現役バリバリの作家さんのお話を聞く事が出来るのなんて。本当に久喜高生は幸せです。
結構長い講演でしたが、色々な所にDMD(Difference Make That Difference)「違いをもたらす違い」がちりばめれらた内容でした。ということで私自身がとっても勉強になったのですが、何と言ってもポイントは「なぜ彼女は成功したのか?」という点でしょう。これはミーティグでも話しましたが、「アメリカ社会は何を求めているのか?」という問いを彼女が持った事です。
その中で自分が出来る事を探して、それが絵だったということ。アメリカではマンガに対して教育的な内容を求めるということに着目し、自らの渡米による異文化理解の体験、人種差別、そして思春期の心の揺れ動き。特に自伝的恋愛物語が大ヒットとなったそうです。
自分の出せるものは何か?という問いは誰でもします。自分の得意な事。でも相手が何を求めているか、を考えるということがポイントです。自分から何を与える事が出来るのか。それがかみ合ったときに、大きな動きになるのです。身近な久喜高の卒業生にそれを実行した人がいるなんて、本当に素晴らしい事です。生徒の感想にも身近にここまで成功した人がいるなんて!と書いている人がいました。
皆さんにも可能です。やり方さえ守れば結果は出ます。出来ないのではなく、やらないからなのです。彼女の言葉に「脳は使わないと○○りますよ!!」(衰えるという意味で)とハッキリ言っていましたね。今皆さんに出来る努力は色々ありますが、勉強ですよね。
頑張りましょう!!皆さんの未来は明るいのですから!!
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