令和7年7月12日(土)
いよいよ、コンクール練習が本格的にスタートしました。
先日、野球部の最後の試合を見て、多くの刺激をもらったのではないでしょうか。
次は、私たち吹奏楽部の番です。
「揃える」ことへの徹底的なこだわり
これまでの様々な「基準」を変えなければなりません。
もちろん、それは「音楽」に対する基準です。
音楽は感覚に頼る部分が多いため、どうしても曖昧になりがちです。
しかし、今こそそれを明確にする時です。
とにかく、徹底的に**「揃える」**ことにこだわります。
音程、縦の線、音量、音色。少しでもズレていたら、とことん合わせる。合うまでやる。
コンクールまでもう2週間しかありません。
この短い期間で、どれだけ修正し続けられるかが勝負です。
正直、「ズレを揃える」という作業は、楽しいと感じるものではないかもしれません。
かなり「作業」に近い感覚でしょう。
しかし、この地道な作業を今やり抜くことで、開智未来高等学校吹奏楽部の**「新しい基準」が確立されていきます。**そして、その基準が、普段の練習全体の質を変えていくはずです。
この夏を通じて、みんなでしっかりと「揃える」という意識を徹底していきましょう。
妥協せず「完璧」を追求する夏
今回演奏する自由曲は、極端に難易度が高い作品ではありません。
今の開智未来吹奏楽部であれば、十分に仕上げられる曲です。
だからこそ、連符の部分も「何となく」では絶対にダメです。
今日は、その「何となく」にすらなっていない部分がありましたね。
目指すは、全員が「完璧」に吹き切ること。
そこまで徹底的に練習しましょう。
集中して、正しいやり方で練習すれば、必ずできるようになります。
まずはゴールを明確に設定し、そこに至るまでの計画を立てる。
そして、あとは**「諦めず」に実行する**だけです。この経験は、吹奏楽部での活動を通じて、皆さんの人生にも通じる素晴らしい力となるでしょう。
できない課題に直面したら、どうすればできるようになるか考えて、工夫して、そして必ず乗り越える。
今はまだ「できません」と感じるかもしれませんが、練習を重ねるうちに、きっと「絶対にできるようにします!」という強い気持ちが湧いてくるはずです。
結局のところ、これは自分自身との戦いです。
学習と全く同じですね。
「結果」にこだわり、自己ベストを更新する
「自己ベスト」を出すことは、決して簡単ではありません。昨日の自分を追い抜く。これは本当に大変なことです。
今日の練習が、設定した**「目標」に本当につながっているのか?**全員が常にこれを考えなければなりません。
「時間を無駄にしない」とよく言いますが、もっと具体的に言うと、目標があり、それに対する計画があり、その計画の進捗を自分自身で把握し、今どの段階にあるのかを認識している状態。この状態であれば、本当に「時間を無駄にしない」練習を実施できます。
今はまだ、指示されて右往左往している段階かもしれません。
しかし、未来生の皆さんは、自分で考え、自分で判断することができます。もっと自信を持って、自分の練習の結果と真剣に向き合い、その結果を一歩ずつ改善していく時間を作れるようになってください。
皆さん、本当に日頃からよく頑張っています。
だからこそ、この夏は**「結果」にこだわりましょう。**
コンクールです。最高の「結果」を出せるよう、最大限の努力を積み重ねていきましょう。
この夏を通じて、皆さんは飛躍的に成長します。
そして、きっと大きな自信と確かな手ごたえを得るはずです。
言い訳は何も必要ありません。できないことを卑下する必要もありません。
ただ、考えて、全力で行動する。
最高の夏にしましょう!
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