令和年4月15日(土)
松伏高校での勤務が始まって2週間が終わりました。
新学期が始まり、しかも1年生副担という怒涛の日々でした。
松伏高校での役割
これまで副担はあくまでサポートで、ほとんどお声がかからない環境でした。
特に昨年度は学年付き副担任ということで、本当に何にもお仕事が無く・・・。
なんと言っても修学旅行にも連れて行ってもらえませんでしたから。(私だけ!)
その「窓際」的な状況から一変。
新天地ではほぼ毎日のようにお仕事が回ってきます。
朝のSHRは副担も行きます。
お昼には巡回があります。
生徒は仲良くご飯を食べています。
2組(音楽科)は輪になって食べてました!仲が良い!
さらに、自習監督もあります。(初任の学校以来。懐かしいな~。)
そして昼休みには整容指導の再検査。
先生方、お昼食べる時間もありません・・・。
私は食べてないから良いですが。
先生方は本当に忙しい。
いや~これがいきなり担任だったらと思うと・・・。
一緒に着任した数名の方が1年目から担任をなさっています。
本当に頭が下がります。
そして、来年が怖い・・・。なんてこと言っていられませんね。
さて、とうとう授業も始まり、部活も新歓で盛り上がってきて、良い意味でエキサイティングな日々が過ぎ去っていきます。
早速、各方面からご指導を賜り、自覚しながらも「頑張りすぎ」を指摘されました。
なるべく大人しく・・・と思っていたのです・・・。
ま~出来る訳ないですよね。
私の性格上。
やれることをやる。
地雷は踏んで確かめる。
これがモットーです。
そこそこ、適度に、は私には価値を見出せないです。
生徒にも「突き抜けろ!」と要求しているわけですから、大人が模範として突き抜けないと。
ということで、私の価値観は保守的な方からは最も嫌がられるでしょう・・・。
ちなみに、庄和高校の最初も大失敗から始まり、久喜高校の最初はとっても苦しい展開から・・・。
不動岡高校はいいかな~と思ったら、大事故が発生して1か月部活停止・・・。
ということで、私の責任かどうか分かりませんが、どこでも最初は大変なんだということを言い聞かせる日々です。
音楽科のある学校。
やはり音楽科が看板の学校です。
音楽科の先生が中心になって物事を回しています。
そして私は社会科、専門外、素人という立場です。
実は、これまで20年以上に渡り「専門家に絶対に負けない!」という思いが、努力の原動力でした。
私には「専門家では無い」というコンプレックスがあります。
ここにきて、「君は音楽科ではないんだよ」と繰り返し言われています。
いや~燃えてきますね!
このメラメラする感じ。
とっても良いですね~。
でも冷静に考えると、今の自分の状況でこの学校に来られて良かったと思います。
もしこの学校に全くの実力不足で、気合と根性しかなかった30代で着任したとしたら、まったく何もできずに終わっていたことでしょう。
もしかしたら、その後の指導者、指揮者としても全く違う人生になっていたことでしょう。
とにかく、これは「仕事」です。
ちなみに、私にとっては部活、吹奏楽は「仕事」以上の生きがいです。
ですから、最高の結果を出せる道を、妥協せずに追求します。
大人の側は協力して松伏高校のため、生徒のためにベストを尽くす以外に選択肢はありません。
私が出来る事は、まず今まで以上に努力を積み重ねて、指導者としての実力に磨きをかけて吹奏楽部に、そして松伏高校に貢献していくだけです。
とにもかくにも、これまで経験した3校はいずれも最高の日々になりました。
庄和高校は吹奏楽の素晴らしさを教えてくれました。
久喜高校は学ぶ大切さを教えてくれました。
不動岡高校は生徒の持つ無限の可能性を教えてくれました。
松伏高校では
初心に帰る
ということを教えられています。
この学校が私の教師生活で最後の学校になる予定です。
教員生活の集大成。
しっかりとステップを踏んでいきます。
だんだんエンジンかかってきました!
そして、最高の状態で次のステップへと進んで行きます!
授業
今年度は1年生「地理総合」を5クラス、2年生「公共」を2クラス、そして3年生「世界史B」を1講座。
クラス数が多い・・・。
7クラスですね。
今から考査の採点が思いやられます。
マークシートにしたい・・・。
そして、今は「自己紹介」の日々。
1日3回同じ内容、特に「自己紹介」は本当に・・・。
飽きちゃう。
ということで、結構言う内容が変わってきちゃっています。
1年生120人に授業をできるので、思い切り吹奏楽部もアピールして頑張ります。
3教科・・・。
本当に久しぶりにやる科目もあり、かなりドキドキです。
こちらも気合入れて頑張ります。
それにしても生徒は真面目で、ノリがいい!
「先生の授業好きです!」って初対面で言ってくれました・・・。
こんな経験初めて。
いや~素直だから、いい方向にどんどん伸びるんじゃないでしょうか。
まず、これを1年間続けられるように私が頑張ります。
ここは教員の腕の見せ所です。
ミーティング
吹奏楽部は午前中の合奏を終えて、そのあとにミーティングをしました。
このミーティングに向けて、顧問もしっかりと話し合いました。
まだまだ2週間です。
これからも遠慮なく意思の疎通、情報交換をしていくことが重要だと思います。
私自身、自分が主担当ではない部活動運営は初めてです。
いや、久喜高校の1年目以来でしょうか・・・。
主担当の先生を支える、そして吹奏楽部を盛り上げる、というのが重要だと認識しています。
さて、ミーティングは松伏高校吹奏楽部の目標について。
出場する部門、目標、これからの予定などなど。
生徒たちは真剣に話を聞いてくれました。
やっぱり素直な生徒たちです。
また、大河平先生から心が震えるメッセージも伝えられました。
みんなの意識が、今まで以上に盛り上がってくれるでしょう。
松伏高校吹奏楽部の暑い夏。
私もできる限り頑張ります。
それは前任校に残してきた皆さんの分まで。
この悔しさ。無念さ。これを昇華させる以外に道はありません。
とにかく、何から何まで初めて尽くしの2週間でした。
これも、長い人生の中でそれほど経験できるものではありません。
人生の転機と捉えて、ここから教員として、吹奏楽指導者として、そして指揮者としての自分を見つめなおす時間にしていきたいです。
せっかくのこの環境。
大切にしていきます。
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