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秋山紀夫先生追悼コンサート

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吹奏楽

令和8年2月21日(土)

突然降ってきたようなコンサート開催!というお話。
秋山先生を父と慕ってきたロケットミュージックの助安社長が「コンサートをやる!」と決断なさって、様々な方をとてつもないパワーで引き込んでこの日を迎えました。

今までに自分が接したことの無いキャラクターの方で、とても刺激的で新鮮な時間を過ごさせていただきました。

秋山紀夫先生ご逝去

昨年、12月9日(火)に秋山紀夫先生がご逝去なさいました。
享年96歳。

実は金子家の私の祖母と同い年で、この年代の皆さんは本当に元気で驚きます。
我が家の97歳も、バスに乗って大宮のそごうでコーヒーを飲んでくる、近くの(1KMほどある・・・)スーパーへ歩いて買い物に行く。

秋山先生も90歳を越えて自転車をこいでました。

よく目撃情報が寄せられ、そろそろ自転車は・・・と話題になっていたのを思い出します。

そんな先生も、コロナの影響もあったと思うのですが、だんだん体力に陰りが見えてきました。(ごく一般的なことですが・・・)

2024年の定期演奏会では、大好きだったウェストサイドストーリーを「金子君が振りなさい」とおっしゃって、曲数を減らす決断を自らなさいました。

朝から燕尾服でした!

それでも、大好きな曲を少しでも気持ちよく振っていただければと思っていました。
おおみや市民吹奏楽団は秋山先生がバリバリ現役(といっても63歳)に作り、その後も大忙しで月に多くて2回、演奏会も3部あるステージの1部を指揮するというバランスで運営してきました。

最後はアンコールだけでも、という話で演奏会の準備を進めました。

思い返しても、あっという間のお別れでした。

お別れのご挨拶

実は、お亡くなりになる前日にお見舞いに伺いました。
病室に入ると一回り小さくなられていました。

しかし、私に気が付くと目を大きく見開き、身振り、手振りで私に何かを伝えようとしてくださいました。

声が出せなくなっていたので、空中に指で字を書いてくださるのですが、それがとてつもなく速くて解読がほとんどできませんでした。やっぱりせっかちな先生です。

お見舞いの品について、「今はたべられなくなっちゃった」というようなことを言っていたと思います。

そして、おおみや市吹の次の演奏会の事を言っていたはずです。次こそは頑張るよ!と。
握手をすると、想像できないほどの力強さで驚きました。
また、ずっとOKサインを出してくださいました。

正直、この時「この先生はまだまだやる気だな」と思いました。
先生お得意の「引退サギ」です。

不動岡高校を会場に、JBA(日本吹奏楽指導者協会)埼玉県部会主催「吹奏楽の日」で講演してくださいました。「秋空に」を指揮してくださり、この作品を次の定期演奏会で取り上げる予定です。

引退!?

おおみや市民吹奏楽団を作って、15年ほどすると「私はもう難しい曲はやらないよ!」と言い出しました。

選曲もグレード3ほどの曲を選んできて、これでいいんだの一点張り。
しかし、実際に合奏が始まると雲行きが怪しくなりました。

なかなかの不機嫌、ご不満なようす。
そして、「この曲つまんないな!」の一言。

だと思いました。
結局、本当にやりたいなかなか重たい作品を選曲なさって、団員は一生懸命に練習して本番何とか演奏しきるのです。

「私はもうマーチだけでいいよ!」
ということで、秋山紀夫マーチの世界と題して、マーチ特集をやってこともありました。

3回ほどやったころでしょうか、「もうやるマーチが無いな」との言葉。
ですよね。

とうぜん次の選曲は、先生が大好きで思い入れのある、それなりに重たい作品になりました。
そんな繰り返しに団員も何とかついてきながら、そしてこの時を迎えました。

若い世代の団員は秋山先生の大きさをあまり実感できていません。
海外に行くと、秋山紀夫という名前がどれほど知れ渡っているか体感することができます。

まさに、世界の秋山紀夫。
でもおおみや市吹にとっては、いつもお家で世界の吹奏楽についてお話してくれる先生。
大好きな米国空軍バンドの演奏を見せてくれるのですが、これが1時間以上あります。

資料はもはや秋山先生しか持っていないものばかり。

大宮工業高校の卒業アルバム(といっても戦時中のことで、写真だけが配られて各自がアルバムにしたそうです)を見せてもらうと、1枚1枚丁寧に説明してくださいます。それはもう、昨日のことのように鮮明に覚えてらっしゃいます。

コンサートの帰りに車でお宅までお送りすることも多く、自動車の中では先生の実体験をたくさん伺うことができました。

歴史の教員としては、音楽のお話と同じく、歴史のお話もとっても楽しかったです。

33年。

あまりに長い時間を過ごし、当たり前のように多くのことを与えてくださった先生。
もうお話しを聞けない、ステージで指揮をする姿を見られないことに実感がわきません。

私に大きな影響を与えてくださった先生。

吹奏楽に没頭する。
世界の吹奏楽に貢献する。

2019年シンガポール演奏旅行。これが先生と行った最後の演奏旅行になりました。

あんなに楽しそうに、ワクワクしながら人生を駆け抜けられたらいいな~とあこがれてきました。

私にとって最高のメンターでした。

レイ・クレーマー先生をお招きして定期演奏会で指揮していたことは、本当に素晴らしい経験になりました。
秋山先生のおおみや市吹だからできた、奇跡のコンサートでした。

これからも応援よろしくお願いします!!

本当ありがとうございました!

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