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コロナとの闘い

吹奏楽
東欧三国の首相がキエフへ

令和4年3月16日(水)

蔓延防止等重点措置の指定を解除する方向でまとまりそうです。

これまでの情報開示の手順を見ると、3月21日で全面解除はほぼ間違いないでしょう。

Yahoo!ニュース
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東京都小池知事もマンボウ延長申請をしないことを正式に発表しました。(15日)

となれば、首都圏一帯も同様になるでしょう。(神奈川県がなんか言っているようですが・・・)

コロナ対策は新局面へ

今後のコロナ対策について大まかな流れは、ワクチン接種(3回目)が広がり感染拡大が落ち着く。

1 4回目接種。

ワクチンは一定期間が経過するとコロナ対策の効果が減少してしまいます。
これはデータも出そろっていて間違いないでしょう。

ざっくり言って、

4か月 → 感染を防ぐ力は低下、でも重症化は防げる。

6か月 → 重症化も防げなくなる。

とのこと。

となれば、高齢者、基礎疾患のある皆さんは4か月ペース(年3回)の接種が必要でしょう。

逆に重症化率の低い若者は、ワクチン接種の強制も検討の余地があるでしょう。

ワクチン接種をいろいろな観点から見ると

1 経済面

ワクチン接種は国費で実施しています。

今後もこの流れが継続されるでしょう。

これは日本の社会保障費に組み込まれていくでしょう。

今後、年3回ペースの全国民対象ワクチン接種は一体どれほどのコストがかかるのか。

ぜひ、予算面も含めて情報を開示して国民も議論に加わるべきだと思います。

2 安全面

若年層の重症化率、死亡率は、他の感染症(インフルエンザ)と比べても、危険ではありません。

感染するとリスクの高い人にはワクチン接種、というのが合理的でしょう。

今後、コロナ感染症用の経口薬(口から飲める)が市中に行き渡ればより状況は改善するでしょう。

ということで、とても大切なのは高齢者、基礎疾患のある皆さんへの6月ごろから4回目接種が予定通りに始まるのか?

前回の失敗を糧に・・・

ここが、日本の為政者がまともかどうかを判断するポイントです。

前回は厚生労働省のせいにされている感がありますが、どこも報道では言えないのでごまかされています。

2021年10月、11月は何があったでしょうか?

そう。

自由民主党総裁選です。

そして、衆議院選挙です。

コロナは後回しになり、政治的空白がこの惨状を生み出したのです。
まさか、ワクチン接種の開始が遅くなったことのすべてを厚生労働省に押し付けるとは・・・。

それぞれに責任があるのです。

でも、公に自分の意見を言えない官僚に責任を押し付けるのは政治家の常とう手段です。

安倍政権の時に、文書改ざんを強要されて自死に追い込まれた官僚(財務省近畿財務局職員・赤木俊夫さん)がいたことを忘れてはいけません。

このような政治家による不正とロシアの軍事侵攻。

同じ方向に存在している、という感覚を持ってほしいです。

ロシアのプロパガンダが批判されていますが、事の大小はあるにせよ日本の報道も「意図」があります。

例えばウクライナ側の発信する情報(Facebook、Twitterで)も同じ。

女性、子どもの苦しむ映像を意図的に使い、世界の人々にアピールしています。
ただこれは事実です(多分)から、より効果的にアピールすることを考えている、という理解で良いとは思いますが。

今後様々な活動に制限がかけられる事が想定されるのは

1 変異株

ワクチンの効かない変異株の登場。

2 ワクチン接種の不備

またもや、ワクチン接種のタイミングを逸する。

これによる感染拡大、医療体制のひっ迫です。

1 は仕方がありません。。。残念ながら。たぶん、この危険性はずっと続くのでしょう。

2 は人的災害です。

責任の追及ではなく、過ちを繰り返さないためにも、これまでの対策の検証、改善が求められます。

それも、やはり市民の関心がとても大切です。

東欧(ポーランド、チェコ、スロバキア)首相がキエフ訪問

15日、東欧3国の首脳がキエフを訪問してゼレンスキー大統領と会談しました。

ポーランド モラウィエツキ首相

閣僚評議会議長(首相)任2017~ 経済学者でもある。

チェコ フィアラ首相

フィアラ首相 任2021~

スロバキア ヤンシャ首相

任2020~(2期目)

この3名が、戦火をかいくぐってキエフまで訪れる事の意味は何でしょうか?

報道ではEU加盟国である3カ国首脳が、連帯を伝えるためにキエフを訪れたと報じています。

現在のキエフは戦争真っ只中。

周囲をロシア軍が包囲しようとして、それにウクライナ軍が抵抗を続けているのです。

そこに、首相がリアルに訪れる危険を冒すには、それ相当の覚悟、メッセージが込められています。

1 三か国はウクライナの惨状を自国の事と受け止めている。

明日は我が身。歴史を紐解けば、この国々はソ連にどれだけ苦しめられたか想像を絶します。

2 支援策を具体的に検討している。

特にポーランドは実際に難民を受け入れ、軍事、民事を問わず支援物資を送りこんています。

3 危機感を感じている

ウクライナ西部(ポーランド国境付近)への攻撃が始まりました。

ミサイルのみならず、戦闘機による爆撃も行われたそうです。

ロシア軍の戦闘機 Su-27 は

ロシア軍主力戦闘機 Su-27

巡航速度(普段の速度) 1350km/h(約マッハ1)

最大速度は 2500㎞/h(マッハ2)

1分で40㎞ほど進みます。
リビウからポーランドまで100kmほど。

つまり3分で国境を越えます。

NATO軍はポーランド上空に早期警戒管制機(E-3セントリー)

このレーダーとウクライナ軍の防空システムがリンクしているとの話(あくまで情報)
これのお陰でウクライナ軍の制空権が維持されているようです。

ミサイル、戦闘機ともに「偶発的軍事衝突」の危険性は高まります。

それを受けて、東欧三国の首脳キエフ訪問に表れているのではないでしょうか。

よもや、周辺国に攻撃が及べばEU各国への影響、さらにNATOによる軍事行動につながってしまうのでしょうか・・・。

そして、米国バイデン大統領。

不気味に「第3次世界大戦」の可能性を繰り返して提示しています。

日本への影響

ここ連日、ソ連の貨物、軍艦、潜水艦が

宗谷海峡

津軽海峡

を通過しています。

宗谷海峡

南樺太・西能登呂岬と宗谷岬の間にある海峡。

南樺太はサンフランシスコ講和条約にて日本が放棄を宣言しました。

しかし、ロシア(その当時はソ連)はこの条約に調印しておらず、また条約に引き渡し相手が明記されていなかったので「帰属未定」となっています。

実際は、ロシアが実効支配しています。

ソ連はヤルタ協定に基づき、樺太(ロシア名サハリン)を獲得したと主張しています。

※ドイツ降伏後、3か月後に日本へ侵攻する。その見返りに、千島、南樺太をソ連が領有するという内容。

この宗谷海峡に軍艦が通過しています。

津軽海峡

北海道と青森の間に設定されている公海。

「海洋国家、先進貿易国として、国際交通の要衝たる海峡における商船、大型タンカー等の自由な航行を確保することが総合的な国益の観点から必要である」

これが日本政府の公式見解です。

しかし、もう一つの見方がまことしやかに言われ続けています。

「非核三原則」への対応。

米国が核兵器を搭載した軍艦を素早く展開するための対応である。という見方です。

かわぐちかいじ氏

これは、かわぐちかいじ著『空母いぶき』GrateGame でも語られています。

ちなみにこの『空母いぶき』の第1シーズンは中国と南西諸島を奪い合うという内容。


台湾有事を思い切り意識した内容で、なかなかリアルでした。

ちなみに映画版は各方面へ配慮した結果、リアリティの無い、完全な駄作になっていました。

そして第2シーズンがGrateGameですが、これが対ロシアとの軍事衝突を描いています。


これまたタイムリーで・・・。
この漫画の影響力も大きいかもしれません。

ちなみにかわぐちかいじ氏は

『沈黙の艦隊』


で、国連軍の創設による世界平和の可能性を提案しました。

『ジパング』


では、最新鋭イージス艦が太平洋戦争真っ只中にタイムリープして、歴史を変えてしまうという内容。

その中で、歴史を学びつつ今をどうするのかを問いました。

そして『空母いぶき』。

やっぱり絵があるとイメージが強くなります。

相当に右寄りなご意見が満載ですが、右に傾いているな~と思いながら読んでも面白いです。

そこが作者の見事なところ。

いずれにせよ、ウクライナ戦争は対岸の火事では決して無い。
これは間違いありません。

ゼレンスキー大統領の国会演説

ゼレンスキー大統領が英国議会でテレビ演説をしたことが報道されています。

かつてのチャーチルが演説した、ナチスに負けない!という有名な演説から引用したそうです。

「我々は森で、野原で、海岸で、通りで戦う」

これは、毎年生徒に見せている『映像の世紀』(NHK)でも出てくるシーンです。

ナチス・ドイツのコンドル軍団による爆撃を、地下鉄、シェルターに逃れて耐え忍ぶ国民。
※今のウクライナと全く同じです。

そこに、新兵器レーダーが大活躍してドイツ軍機を撃退するという内容でした。

ゼレンスキー大統領が、かつてイギリスが経験した苦難とウクライナの苦難を重ね合わせて訴える。

誰かストーリーを作っているのかもしれませんが、見事な外交手腕です。

ちなみに我が日本にもテレビ演説の打診があったそうです。

ここで日本の回答が・・・。

「国会でのテレビ演説は前例がない。また、スクリーンが無く技術的なハードルもある。」

えっと・・・。
これは対応する時間をかせぐためのコメントだと信じたいところです。

それにしても、このコメントはいかがですか?

こういう理由でゼレンスキー大統領の演説は少し待ってほしい、と全世界に報道されることは

日本の恥

ではないでしょうか。

もちろん、ロシア、中国への配慮、様々に高度な政治判断を要することは誰でも想像できます。

だからこそ、もっとうまい理由はないんでしょうか。

誰も本気にはしないでしょうが、「前例」とか「スクリーン」が無いとか・・・。

恥ずかしい。

やはり日本が本気になるにはもう少し時間がかかるようです。

せめて、ゼレンスキー大統領(元コメディアン、政治経験一切なし)に笑われない程度の外交手腕を発揮して欲しいです。

日いづる国

と高らかに中国へ宣言した1400年前。(聖徳太子没後1400年です)

今の日本を見て、古代からの諸先輩方はどうお感じになりますでしょうか。

政治家の皆さん、矜持を見せてください!

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